Episode 29 流れゆく日々

あれから約2ヶ月ほど時が過ぎた


クラブ通いも板につき、勉強はそこそこすすんでそろそろ教科書を読み終える頃、


N氏に恋をした。


これだけだと恋愛小説のようになるが、

なぜだか最近フラットメイト達の目がやたら冷たい。


正直言うととても上辺だけ、と言う感じだ。


D氏に呼び出されベランダで話をする。


「N氏のこと好きにならないでくれる?」


「自分は本気なのですが、」

と返したが、友達をとられたような感覚があるようだ、


確かに友達以上な関係にN氏と私がなっているような感じだったが、


N氏的には誰とでも平等に接していて弟を思うような感覚になっていたようだ、


あー、そう言うことなのか、

諦めるには時間がかかりそうだが、

もっと時間がかかりそうなのは自分に対する「負の感情」をフラットメイトみんなから取り除くことだ。


正直今すぐにでも引っ越すべきだったのだが、資格取得までもうすぐのはずだと、


頑張ろう、ともう一度気合を入れて勉強し直すことにした。