Extra episode 2 海外に出ると得られる思いがけない副産物
海外留学や渡航の目的の多くは「英語、その国の文化」を学ぶことだが、
人によっては、思いもよらぬ物も手に入るかもしれない。
海外留学や海外で仕事をするにあたって、ほとんどの人が直面する壁、
「ホームシック」
ホームシックといっても常々「日本に帰りたい。」と思うのではなく、
精神的に孤独な時、例えば人間関係が上手くいかなかったとき、あたかも「海外で1人きり」と寂しくなって、肌が荒れたり、ついついお酒を飲みすぎたり、酔って家族、友人に電話したり
おっと、
これは私の体験談であるが、、、
今考えるとニュージーランド生活、前半、そんなことばっかりだったなぁと、帰りの飛行機の中でこの記事を書いている。
ただし、ホームシックも悪いことばかりではないと思うことも多い。
ホームシックになった時におもうこと
それは「家族、友達の大事さ」
だと思う。
私の場合、幼少期特にお世話になっている祖父祖母に対し、
「できるだけ早く帰って、成長した姿を見せよう!」
と、ポジティブになれる時もある。
私がそう思える理由は2つある。、
まず1つ、
国外の私が行ったことのある国、アメリカ、ニュージーランドでは、家族を大事にする人達が周りに多かったということ。
私が一緒に住んでいた、ホストファミリー、ルームメイト、チームメイト、ほとんどが、クリスマスやサンクスギビング等を家族と過ごす。
彼らも毎日家族と会うわけではないが、一緒にゲームをしたり、丸焼きのチキンを分け合ったり、家族団欒に時間を過ごす。
その光景をみて私は、「今まで家族孝行をしてきたかなぁ」と少し不安になり帰国した時はしっかり家族団欒な時間を過ごそうと言う気になれる。
そしてもう1つ、
私の海外経験では、本当に困った時、親身になって助けてくれる友人が多かったと言うことだ。
海外生活、国によっての考え方や、言葉の違い、様々なトラブルが1年に数回起きる。
そこでホームシックになるが、
同僚、友人などから助けを受けることも多い。
例えば私がアメリカで学生をしている頃、どうも英語の先生に嫌われて、論文や、要約の宿題でいい評価をどう頑張っても貰うことが出来なかった時がある。
しかし、同じルームメイトの60歳ほどのアメリカ人、クラスメイトに気づけば休日、一緒に課題を終わらそうと時間をとってもらってなんとか
ギリギリの評価Cで単位をとることができた。
彼らにお礼を伝えると、こぞって、「自分のために人助けをしてるんだ!」と言う
これは日本ではなかなか無い考え方だ、日本は自分もふくめて、見返りを求めすぎている人も多い。
さすが海外と思って
よくよく考えると、私が受けた家族の愛情が正しくそうではないかとわかった。
私も少しでも家族に対し、両親にはまだ恥ずかしいので祖父祖母の喜んでいる顔を見るために
何か出来ることはないかと海外生活の夜、ベッドの上でで寝れないとき考える。
この2つの理由をかんがえると、
やはり「海外から帰って成長した自分で家族団欒の時間を過ごす」
それが1番の家族孝行ではないかと思っている。
日本だと中々近くにいて「家族の大事さ」「恩を受けたありがたさ」など、近すぎて感じられないことが多い、
「病気になって健康のありがたみを感じる」のと同じで
「ホームシックで家族、友人の愛情がわかる」
こともあると私の海外生活から感じられる。
この記事を読んだあなたの海外へ行く決断が良いものになると嬉しい。